鶴田屋:コケ石(基物について)
山梨県立科学館に行きました。
駐車場に車を止め、館に向かう途中に不思議な光景。
丸石に混じり所々に苔むす石。
近づいてみると…まさに「苔石」
苔石と隣の石を見比べてみると、石の質感が違いました。
苔石は湿り気があり、表面は小さい穴がポツポツ空いており、触るとザラザラしていました。
お隣の石は見た目同様、ツルツル。
絶対湿度・照度・気温などの差はほぼないと思いますが、基物(石やコンクリート壁や樹の幹)によって苔が繁殖、生育できるかが決まるのですね。
例えば、ツルツルの石を苔石の石にすべて変えると、苔むす苔壁ができると思います。
それだけ基物と苔との関係性は重要なんですね。
身近な苔がどのような基物に付くのか、観察すると色々な発見があるかもしれません。
苔の種類によって、好きな基物があると思います。
鶴田竜児